12年の呪縛から開放されて / 匿名
私は商社の職能子会社に勤める総務マンです。
過去に1度受験しました。1990年、合格点が26点だった年です。 当時の勤務先(宅建業)強制的に受けさせられた本試験。あまりの難しさに、試験会場を間違えたのか?とさえ思った事を12年ぶりに思い出します。
直後に不動産業から転職。もう宅建とは縁が無いものと思っていましたが、不合格の事実が蹉跌としてずっと心に残っていました。
今の会社で社有不動産管理が主な業務になり、元不動産屋という話が出るたび「宅建は持っているの?」と聞かれるようになり、受験を考えました。ただ、業務上必須でもないし、難しいという固定概念もあり、6月までは来年学校に通うつもりでいました。
ある日、ブックオフで出会った1冊の本が、その後の私を大きく変えました。山田先生の「面白いほど合格する本」でした(700円。古本ですみません)。その日のうちにホームページから資料請求し、6月からの通信講座受講で合格が可能かどうかメールで問い合わせました。即、窪田先生から頑張れば十分可能と返事をいただきました。後は勢いがつきました。
【 学習計画 】
1)理解完成期…6月中旬〜8月上旬の家族旅行まで
2)総まとめ期…盆明けから本試験1ヶ月前まで
3)直前対策期…最終1ヶ月
この計画の最大の敵は酒でした。週5日のうち飲みに行かない日が1日あるかないかという私が、誘いを断るのは週に2〜3日が限度でした。飲まない日は会社の什器備品倉庫を使い(1人で集中できる場所があった事は大きかった。)、就業後3時間はそこで勉強。土・日の休みは妻が仕事なので、1人早く起きたり、なるべく子供を外で遊ばせたりして、家事をしながら、4〜5時間勉強時間を確保しました。
学習方法は、書く方がインプット出来ると判断。CDを聞き、ノートに書くという方法を7月下旬までに終えました。この方法は今でも疑問です。性格的に書き出したら全部書かないと不安で、とにかく時間がかかりすぎました。中盤息切れしたのは、この方法があまりに辛かったからかもしれません。
そのわりに、第2段階に入った時、ほとんど忘れていて呆然。時間をかけて1回転より、CD・テキスト読みを数回転した方が良かっただろうと思います。ただ、一度ある程度理解しているので、2回目以降はすんなり頭に入り、過去問を通し確実に整理されていったので、あながち無駄では無かったようです。
8月は予定通り1周間の南紀白浜旅行に出掛けました。テキストを持っていく予定が、忘れました。遊ぶ時は全力で遊び、帰ったら全力で勉強しようと気持ちを切り替えました。が、実際はリバウンドで、しばらくは宅建モードに修正するのに苦労しました。
実は今、9月15日です。本試験を1ヵ月後に控え大事な時期なのですが、どうも気力が充溢せず、ここ1ヶ月あまり勉強していません。そして、今一度始めた頃の気持ちを喚起するため、この文章を書く事を思い立ちました。
以下は、これからの予定であり、イメージです。合格発表後書き直すとき、ほとんど手を付ける所がないよう、自分に課したいと思います。( )部分は実際のもの。
最後の1ヶ月は宅建に専念した(?)。酒は終わればいつでも飲めると言い聞かし、一心不乱に勉強した。(2週間の禁酒、1?歳以降初。終電まで倉庫で勉強)
フォーサイトの模試はギリギリの35点(40点と38点)。これに安心せず(1人で気楽にやった模試は事情補正し8がけで評価)、弱点分野の徹底克服。過去問は延べ4回(権利関係以外は)やった。
そして本試験、ここまでやったのだから落ちるはずがない。他の受験生が自分よりずっとANPONに見える(と言い聞かした)。12年前とは明らかに違う。2時間はあっという間に過ぎた。(@業法、A法令上、B他法令、C権利関係の順に解いた。間違っても民法からはやらないと決めていた。前半でかなり解けたと確信出来たので少々間違ってもいいと気楽に民法に臨め、残り30分じっくり見直せた。)結果は上々。充実感と脱力感で呆然としながらホームページで自己採点。やった。38点(43点)。合格だ!(自己採点の結果、@宅建業法15/16点A法令上の制限10/10点Bその他法令7/9点C権利関係11/15点)
今回、教材はフォーサイトのもの以外一切使っていません(問題集も過去問のみ)。
むしろ他に手を出す方が害になると思い込みました(この思い込みも大事)。知人が使っていた民法始まりの分厚いテキストと比べて、不安に思った事も正直ありましたが、そんな不安は過去問を解くうち消え去りました。確かにテキストに記載のない肢もありますが、他の肢の知識があればほとんど解けるものでした。そんな肢までカバーしようとすると虻蜂取らずになるのでしょう。体系・構成・選択、合格テキストの素晴らしさを実感しました。
ただ、所得税だけはなかなか理解出来ず、パソコンでフローチャートを自分なりに作成し克服しました。
日頃画面上で思考する習慣がしみついているのか、この方法は意外と有効な事に気付き、建築確認等法令上の制限のほとんどをこれで頭に叩き込みました(結果法令上の制限は満点)。内容はテキストのままでも、色や形で変化をつけたりして、満足のいく表が出来ると、自分のものになったという気がします。作成するプロセスが脳に刺激を与えるのか、この方法は一度覚えた事を忘れにくいという性質をもつようにも思います。現に2ヶ月たった今でも、法令上の制限には絶対の自信があります。ゴロ合わせも自作しました。 1つ披露します。
むごい住職 以後3回 登録せん
(登録免許税。仮登記は抜き。出題はありましたが、数字を問うものではなく残念。先生の固都の庭…には遠く及びませんが。)
12年の呪縛(大袈裟な!)から解放され、大きな自信になりました。
合格発表のちょうど1週間後、会社が他商社と経営統合する事が発表されました。リストラの波が今以上に押し寄せる事になろうと思います。何が起こるか先が見えないこの次回、武器を持つ事が出来て本当に良かったと思います。統合の件もポジティブに受け止める事が出来ました。
今では40歳までに5つの資格を目標にしています。次は行政書士・マンション管理士・管理業務主任者にチャレンジしようと思います。
フォーサイト教の信者(?)の私は他を考えておりませんので先生方よろしくお願いします。出来れば通学講座で先生方や受講生との交流を持ちたいとも思います。名古屋の人がうらやましい。山田先生ぜひ大阪でも布教活動を!
追記・・・
合格コラムのインド旅行でのくだりで、勉強出来る事に感謝しては…というのがありましたが、先生の本を買った帰り、駅前でユニセフに漠然と500円(古本で買えた分?)募金しました。その後コラムを読み、出来たのにしなかった自分を振り返り、恥ずかしくも思い励みにもなりました。
そして迎えた本試験当日、会場最寄駅にもユニセフの募金が。貧しい国の子供達に教育をと切に訴えている人を見て、感謝しなくてはと500円募金しました。(賽銭という訳ではありません。)これでかなり緊張が取れました。今回の受験はいい縁、いい巡り合わせに恵まれたと感謝しています。
また、私の焦り、わがままを受け止めてくれた家族に一番の感謝を!
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